予防接種とはワクチンを体内に接種することで病気に対する免疫力が高まり、各種感染症を予防することや罹患した際の症状を軽くしてくれる効果が期待できます。
　
予防接種には「定期接種」と「任意接種」の2種類があり、「定期接種」は各自治体が実施している予防接種となります。定期接種の例としては、肺炎球菌ワクチン（65歳以上、5歳刻みで1回）、麻疹・風疹混合ワクチン（MRワクチン）などがあります。定期接種は各自治体が実施していく予防接種であり、接種費用が公費負担となります。

「任意接種」は個人の判断で受けていただく予防接種で自己負担となります。任意接種の例としては、インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、おたふくかぜワクチン、B型肝炎ワクチンなどがあります。

肺炎球菌は、人の鼻の粘膜にも常在している一般的な菌です。高齢になっていくにあたってこの肺炎球菌に対する抵抗力（免疫力）が低下してしまい、場合によっては肺炎球菌により命に関わる重大な肺炎を発症してしまうことがあります。

肺炎球菌ワクチンを1回接種すると5年間は肺炎を引き起こす確率が減少すると言われています。
65歳の年のみ公費にてワクチン接種が可能です。

インフルエンザウイルスは冬に流行する感染症で、皆さんもよくご存知のことかと思います。インフルエンザウイルスに感染すると高熱、咳などの呼吸器症状が中心とした症状が発症します。

インフルエンザは人体内での潜伏期間は1～4日と言われており、その期間で咳、頭痛やのどの痛み、高熱などの症状がみられます。重症化していくと脳炎、肺炎、異常行動などを招くこともあります。

新型コロナウイルス感染症の予防を目的としたワクチン接種となり、新型コロナウイルス感染症による重症化を防ぐための重要な手段の一つとなります。

帯状疱疹ワクチンは50歳以上の方に対して推奨されているワクチンです。帯状疱疹ワクチンは一般的に2回接種する必要があり、初回接種後から2月の間隔を空けて2回目の接種を受けるようにしてください。ただし、使用するワクチンの種類によっては接種間隔や推奨年齢が異なる場合がありますのでご希望の方はお申し付けください。

子宮頚がんは発がん性ヒトパピローマウイルス（HPV）の感染により発症することがあると言われています。HPVには様々な種類があり、子宮頚がんの約70％がHPV16・18型の感染と言われています。

子宮頚がんの発症は20代以降でよくみられ、発症の多くは性的接触による感染となります。子宮頸がんが発症するまでに数年から十数年はかかると言われていますが、12歳前後での予防接種を受けていただくことを推奨しています。

当法人では本院、分院ともにワクチン接種にも力を入れています。ワクチンを正しく接種し、各種病気の予防に繋げていただければと考えております。ワクチンのことならお気軽に当法人までお問い合わせください。ワクチンの予約は電話にて承っています。