尿が多い(頻尿・多尿)

腎臓病で尿が多くなる(頻尿・多尿)原因

腎臓病で尿が多くなる(頻尿・多尿)原因腎臓は血中の老廃物をろ過し、尿として排出する役割を担っています。健常成人の尿量は約1.0L~1.5L/日です。尿量が2.5L/日以上になることを多尿といいます。腎臓の機能が低下すると、尿の濃縮力が低下して多尿となります。その後、腎機能低下が進行していくにつれ、尿量は低下していきます。腎臓病では、尿量が少なくなるイメージを持たれている方が多いかと思いますが、初期症状としては、むしろ多尿となることもあるので注意が必要です。
尿量が増加することにより、尿の回数が増加します。8~10回/日以上、夜間2回以上トイレに起きる状態を頻尿といいます。通常、夜間は尿を濃縮することにより、トイレに行く回数が減りますが、尿の濃縮力が低下すると、夜間にトイレに行く回数が増えます。尿の濃縮力低下は、腎機能低下の初期に現れることが多く、尿量が増え、尿が透明となることがあります。

また、腎臓は体の中のナトリウムの量(塩分)を調整する働きを持っていますが、腎機能が低下すると、摂取したナトリウムを日中に排泄しきれずに、夜間に排泄しようとします。その結果、夜間の頻尿になります。

腎臓病は、初期症状が少ない病気です。そんな腎臓病において、多尿、頻尿は、比較的早期に現れる症状ですので、腎臓病の早期発見、早期診断につながる大切な症状です。「特に水分を多くとっていないのに尿量が増えた」、「最近頻繁に尿意を感じる」などの症状がある方は、早めの受診をお勧めします。

腎臓病以外で頻尿・多尿が考えられる原因

腎臓病以外で頻尿・多尿が考えられる原因腎臓が原因ではない場合にも、多尿、頻尿となることもあります。主に泌尿器科疾患が多いですが、原因は多岐にわたります。

多尿の主な原因として、糖尿病、尿崩症、心因性多尿、ミネラルの異常(高カルシウム血症、低カリウム血症)などがあげられます。そのほか、単純な水分過剰摂取や、アルコールの摂取などで尿量が増えることがあります。

頻尿の主な原因として、もっとも多いのは、高齢男性に見られる前立腺肥大です。そのほか、膀胱炎などによる膀胱粘膜への刺激、過活動膀胱、膀胱容量の低下などが考えられます。特に過活動膀胱は日本で約800万人以上の方が罹患する頻度の多い病気で、膀胱に尿が十分にたまっていないのにも関わらず、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮し、頻尿となります。過活動膀胱の原因は、加齢による老化現象によるものが多いですが、原因不明のことも少なくありません。夜間の頻尿の原因として多いのは、眠りが浅く日中同様に尿意を感じて頻尿になる睡眠障害によるものと、夜間の尿量を減らす抗利尿ホルモンの分泌不足などが考えられます。

頻尿・多尿が気になったら検査を受けましょう

多尿、頻尿の原因を調べるためには検査を行う必要があります。
腎臓病が疑われる場合、主な検査として血液検査、尿検査、腹部超音波検査などがあります。

血液検査では、主に腎臓の機能を反映する血中尿素窒素(BUN)、血清クレアチニン(Cr)を調べて、腎機能が低下しているかを確認します。尿素窒素は、たんぱく質が利用された後にできる老廃物であり、本来は、腎臓でろ過されて排泄されます。ですが、腎機能が低下するとろ過しきれずに血液中にたまり、BUNの値が高くなります。クレアチニンも同様にたんぱく質の老廃物で、腎機能が正常であればろ過されて排泄されますが、腎機能が低下することにより血中のクレアチニンは増加します。

尿検査では、尿にたんぱく質が漏れ出ていないかを検査します。腎機能が低下すると尿中にたんぱく質が含まれるようになりますが、腎機能が正常であっても発熱時や激しい運動後などでたんぱく質が尿中に含まれる場合があります。

腹部超音波検査では、腎臓の形、大きさなどから腎臓の状態を確認します。前立腺肥大や残尿の確認も行います。

いずれも外来でできる簡易的な検査ですので、医師と相談の上、適切な検査を受けてください。

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