腎臓病で尿が泡立つ理由
腎臓に病気があって、尿に大量の蛋白が排泄されている時、尿の泡立ちが目立つようになります。
尿が泡立つ時に腎臓病以外で
考えられる原因
①血糖値が高くなると尿にぶどう糖が排泄されるようになります。これを「尿糖」といいます。尿糖が多くなると尿の粘稠度が増すため、排尿時に泡立ちが目立つようになります。口渇のような症状も出現します。以上のような症状が出現すると糖尿病の危険性が高くなります。
➁白血病や多発性骨髄腫等の血液の病気で血液中に蛋白が異常に増加した結果、尿にも蛋白が大量に排泄されている場合があります。
③尿に細菌が含まれている場合は、尿が泡立ちやすくなります。男性は尿道炎や急性細菌性前立炎(この2つは泌尿器科になります)、女性では主に膀胱炎があげられます。
④夏場や運動後に発汗量が増えている時、夏場に皮膚から水分が蒸発している時に水分量が不足すると尿が濃くなり、粘り気が強くなり尿の泡立ちが目立つようになります。
尿の泡立ちが気になったら
検査を受けましょう
尿に異常を感じた時は、腎臓や膀胱等に病気をもっていることがあります。
内科や泌尿器科の受診が必要ということになります。
尿が泡立ってなかなか消えないという事は、尿に粘り気があるということです。
これらの尿中蛋白、糖などの物質は尿検査で直ぐに調べることが出来ます。尿に異常を感じられた方は、お気軽に御相談下さい。